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巴波川下流付近

 

あぜ道・寄り道・散歩道(伸び伸びのんびり、ベーシック)

大地の中で

大自然の中では水は川を流れ、海へと注がれ、雲になり、大地に雨を施します。
毎日、お日様(活動)が出て、夕陽を見て夜(休息)を迎えます(自転)。
月は大潮(新月・満月)・小潮(上弦・下弦)を繰り返しながら、約1ヶ月かけて地球を
そして地球は太陽を一年かけて旅をして四季を作り戻っていきます。(公転)。
自然の法則には同じことの繰り返す永遠の循環性があり、
それは釣り合ったバランスの中で互いに活性化しあい、ごく自然に起きています。
人間にも男と、女があり、長所・短所もあります。
動植物にもあります。
鉱物ではプラス・マイナス、南極・北極に働く磁力線、又、酸化と還元もあります。
皆、陽と陰(ペアシステム)があり、作物を作る土の中も、陽(+)と陰(-)があり、土はマイナスイオンを持っています。
プラスイオンには光合成をする植物と肥料等があります。
基本的ですが、母胎となる土に豊富で強いマイナスイオン(磁場)を持っていれば
プラスイオンが引き付けられることで、互い活性化(還元)し植物の生育も良くなります。
農業を営む中で、大地とは生命を息づかせ
豊かな実りをもたらし、生命を活性化させる大自然の一部です。
(因みにマイナスイオンの多い所、滝・霧・森林浴・熟した腐葉土)

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果樹園の妖精(精霊)

長年、梨の樹に携っわっていると愛着を覚えるものです。
野菜などでは毎年・毎回種まきをしますが、果樹は永年作物で一度定植をすれば、数年・数十年と同じ固体と共に過ごします。
圃場に入ると大地のにおいと薫りを感じ、等身大の自分が見え、くもった五感が磨かれるのか、永年共にした樹木たちが
癒してくれるよに思えます。
時に生育が順調な時、病害虫に罹っている時の様子も又違います。
自分(人間)だけで感じるものと長年思ってきましたが、梨の樹自体(植物自身)が発しているように思えてきます。
それは梨の樹、一本一本と言うよりも一つの声と云うのか、纏まった感情としてシャーマンの感受かも知れませんが
何かを気付かせたり、好感を持っている人が圃場に入ると、活気が湧いて要るように思います。
日本では八百万(やおよろず)の神という言葉がありますが、西洋風にクリスタルで魂にくもりのない”妖精”と云う言葉が
似合うように思えます。
生命を貰って生きている動けない植物(万物)とて長い年月の中で感情と思いが宿るように思えてきます。
栽培の中では縮伐・間伐・改植が長年の間では繰り返されますが・・・・・・

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満月と高気圧

月明り(ムーンライト)は満月になると黄金色に神々しく、あまねく照らし、キラキラと奏でるように零れ落ち地上に放射してくれます。
月の引力で潮が満ちて、人間も動植物も天空に舞い上がるように、
すがすがしく、スッキリした爽快で活力のある心地にしてくれます。
夏も終わり
日が落ち東の空に存在感を見せてくれる陰暦8月の十五夜の「中秋の名月」と陰暦9月の十三夜は気候もよく、すすきが似合い、
生きていることを実感し、豊穣の秋と1年の大半を過ごしたことへの安堵と感謝が穏やかな満ちた心持ちにしてくれます。
高気圧は晴れて大地に圧力をかけ、ポンプの役目をして光合成を手助け相乗効果で活力を促します。
人間も動植物も新陳代謝が良くなり、枝・葉(末梢)のすみずみまで養分を送り、流れを、スムーズにします。
曇りや雨が多ければ代謝も悪くなり(人間も同じ)不揃いで品質の下がった物が多くなります。
満月の引力と高気圧の大地への圧力(ポンプ)が気分を爽やかにし、リフレッシュと生気を万物に与えてくれます。
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千里の身土不二(せんりのしんどふじ)

風土はその地域の自然条件を作り、土壌は風土と共に文化を生み出します。
よく松林・竹林・杉林高原では唐松林・白樺林などの群生林が連なり又、動植物の
群居・群落があたり前のように生え広がっているのを目にしますが、それは風土と土壌から自然が選択した結果、自然淘汰したものです。
よく知られていることですが各種の農産物も原産地の気候が大きく反映され選択され、それが植物の個性であり特色となってます。

人間も動植物も、その気候と土壌に支配されそれぞれの環境の中に適合し順応した物が
より良く成育・成長して行きます。
「身土不二・治山治水・地産地消」とそれぞれ地元の産物を強調した言葉がありますが、
「身体(身)と環境(土)はひとつ(不二)である」
と言う「身土不二」は、身体と大地は一体で人間も環境の産物であり
四里四方(16km)で採れた旬の物を食べていれば身体と環境が調和し健康でいられると風土と土壌の産物
其の物を現した言葉ですが、文明の急速な進化と共に地球規模で見れば
四里四方では勿体無く思え「千里の身土不二」と飛躍しても今の時代には似合うように思えます。

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豊かな文化(民度と想念)

 今日、身の回りには農産物を始め沢山の食材、生活には不可欠で便利な家電品、インターネットなど
又、生活関連のインフラも充実しつつあり、そして、1人1人の個性・知識・感性が磨きあげられる豊かな環境へとあります。

 戦後数十年前までは貧しい生活の中、個人の権利、自由は薄く、かぐや姫の「神田川」日本民謡の「竹田の子守唄」などの
詞のような質素で侘びしい心情の歌を思い出させます。

 日本は高度経済成長期を足掛かりに便利で合理的で豊かな社会へと変貌し個人の可能性が飛躍的に高くなってきていますが、
反面無機質な生活も多くなり便利の良さが人とのコミュニケーションを不足がちにし、ややもすると知らず知らずのうちに節度を忘れ
自己中心になって身勝手な建前で周囲の人たちに迷惑をかけたり、欲求不満や何かの腹癒せに生活・仕事の中で
故意に物や人に八つ当たり悪戯・嫌がらせをし何事も無かったかのように振舞い社会の中、組織の中へカメレオンのように
同化する者がいたり、美味しいものを食べる時、喉が鳴るのと同じように、人間の限度のない欲望(貧欲)が
上辺だけを飾り名声や利害ばかりを考える
”俗人”ぞくじんを多く作り、豊かな社会とは裏腹にモラル(倫理)の低さが庶民にまで下がってきているように思えます。

 「文化」という言葉を広辞苑で調べてみますと「世の中が開けて生活が便利になること」(抜粋)
「西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する」(抜粋)とあります。
つまり便利で豊かな社会は文明であり文化は精神的なもので民度と想念から世の中の潮流と共に人々の心が作り出す物と思います。
民度は生活の高さですが、毎日の生活・仕事の中で一つ一つの物事への対処の繰り返している心が善し悪しの想念を生み出すと思います。

 思想穏健な考え方と謙虚な気持ちを心の片隅に留め毎日を急がず、焦らず、「過去の誇り・名声・苦い思い出そして、
未来への抱負・期待・不安」の過去にも未来にも、ほんの一瞬でもいいから捕らわれず 今を現在を大事に大切に家庭の中、
社会の中をゆっくりと生きて行く気持ち(勇気)が高い民度、善い想念、そして成熟した豊かな文化へとつながるように思えます。

    (ユートピアへの一提案です)

私たちの思い出(祖先から子孫へ)
 この世に生を貰って私達は生まれて来るのに「父母のいのちが二つ祖父母のいのちが四つ遡って十代前で
千二十四人のいのちがあったことになります」(大田原大雄寺墓地入口石碑より・抜粋)
そして約200~300年の間で延べ二千四十六人の命の中から私達は生まれてきました。

 先祖の中には順調に人生を送った人、苦難を度々乗り越えてきた人
様々な人生があったと思います。

 私達は生まれて両親・身内などに愛情を貰い育てられ幼少から思春期の長い成長期に子供の社会とも言える保育所・
幼稚園・小・中・高等学校へ行き学門・知識・技術などを身につけながら共に思い出を共有し、時には共感を覚えたり
又、心を傷つけたり傷つけられたりし、何らかの絆が生まれ、一人一人の心の形成に役立って行き思い出と成り、
それは若き日への郷愁を作り心の中の原風景に成っているかもしれません。

 私達は家庭・学校・社会の中で思い出・知識などを心に留め記憶しますが、それの殆どは何かの遣り取りの中で生まれ
その基本とも言えるのが「学校で勉強の授業を受ける」つまり「授ける者と受ける者」の授受があり、それは学校での
先生と生徒だけでなく親と子・人と人・サークル・読書・談話・ニュース・噂など
世の中は色々の場面で「教える側と教わる側」の繰り返しの連続で成り立っています。
如何に互いに負荷なくスムーズに授受が進むかは経験をし理解をしている「授ける側」の方が
どう教えるか、どう伝えるか、どう方向付けするかが大きいと思います。
「受ける側」が興味・好奇心が強ければスムーズな授受になります。
又詐欺・嘘の噂話は欺瞞でありマイナスの授受です。
勉強に限らず生活の中でも、どう伝えるか、どう理解してもらえるか、どう導びけるかも大切な授受と思います。

 朝露に濡れた双葉の苗を見ると活力に満ちた生命力の象徴のように、私達の”赤ちゃん・子供たち”も生命力の
象徴であり、感興・好奇心の塊で、無邪気であどけない中からも無意識に模索し個性を見出し指向し成長して行きます。
如何に両親の考え方・育て方・指向性・環境で子供への可能性が広がるか、又これ以上の授受作用が強く働くものは
他には、無いように思えます。
もちろん両親が頓着しても無頓着でも生命力の高い子供は受け入れる力と可能性を持ってます。
祖先から子孫へ・親から子へ・人から人へと円滑な正しい授受は大切な役目です。